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今日も歌があるから

Tiamat / T'apo Eagh / ScreenShots : http://www.flickr.com/photos/100497787@N06/

翠星のガルガンティアを見終わって

BS11の翠星のガルガンティアが終わりましたので、感想をつらつらと書いていきます。

 翠星のガルガンティアという作品を簡単に説明しますと、こんな感じです。

ヒディアーズとの熾烈な争いの果てに漂流者として地球に降り立ったレド少年。
大船団ガルガンティアに拾われた彼が、言葉も環境も違う星で相棒のチェインバーと共に、人、モノ、そして生き方に触れていきます。


 毎週楽しく見ていたのですが、私が特に印象に残っていて大好きな話が3話です。
海賊に襲われた仲間を助けるために圧倒的な戦闘力で敵を消し去ってしまったチェインバーとレドが助けたはずの仲間たちから畏怖の対象となってしまいます。敵を消し、仲間を助けたはずなのになぜ自分が恐れられるのか分からないレドとチェインバーを相手に、助けられたベローズが厳しく説き伏せるシーンが大好きです。命を奪うことの意味と必要以上の暴力が生む悲劇についてレドとベローズが違う視点からやり取りをするシーンに、胸を打たれました。自分の正しいと思うことが他人にとって正しいとは限らないという、私たちにとっては当たり前のことが管理された社会で生きてきたレドにとっては衝撃だったのだと思います。このお話の最後でたどたどしい言葉で「ありがとう」とお礼を言うシーンも素敵でした。

 さて、最終話では真実を知ったレドとチェインバーが葛藤の末にストライカーと一騎打ちをしますが、ここで交わされる舌戦はレドの内面の変化も合わさって非常に面白かったです。銀河同盟としてのレドの意思 VS 地球と出会ったあとのレド、という感じでしたね。レドと同じく地球で多くのことを吸収したチェインバーの応酬は彼らが体験してきたことが間違いでは無かったことの証明でもあり、とても嬉しかったです。あと、これまでイライラさせられっぱなしだったジェリドことピニオンが男らしさを見せたのも格好良かったです。ラケージ様に求愛までされちゃって、大勝利じゃねーかこの野郎。

 

 クライマックスでチェインバーとレドが言葉を交わし、チェインバーの下した大きな決断はそれしかなかったにせよ、やっぱりとても哀しかったです。保護者のように陰でレドを支えてきたチェインバーもまた、地球の生活の中で成長できたのでしょうか。

 

 少し退屈だった中盤や、急ぎ足だったかなあと感じたヒディアーズと地球の真実などもありましたが、終わりよければすべてよし!
三か月間、毎週わくわくの連続でした。BDに収録するOVAで彼らのまた新たな一面が見れたらいいなあ、と願っています。

 

素敵な作品をありがとうございました。