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今日も歌があるから

Tiamat / T'apo Eagh / ScreenShots : http://www.flickr.com/photos/100497787@N06/

女の子が主人公のマンガを読もう!(10作品)

マンガ

 時折ネットをうろちょろしてると「俺のおすすめマンガ100作品」とか「これを読まずに死ねないマンガ50選」とか「これが最強におもしれえマンガランキング100だ!!1!!」などのエントリを見かけることがあって、自分もやってみようかなーと思っていたのですが、

・50とか100とか多すぎじゃね
・中盤と後半のラインナップと感想がダレてね
複数の記事まとめて読んでいくと上位大体同じだよね

というような感想になってしまうので、切り口変えて書いてみることにしました。。
マンガ全般だと薄まるし50とか100とか上げるのめんどくせえので、自分が好きな女の子が主人公の作品に絞ってまとめました。女の子が主人公のマンガは自分には無いものが沢山あるので読んでいてとても楽しい。あと私は何かを一生懸命な女の子が出てくる作品が好きなので、そういうジャンルの作品をまとめた。
それと「超オススメ!読んだら全身の毛穴から水分出ること間違いなし!」とか書いてありながら全170巻とかだと脱力するので、すべて単行本が10巻以内(連載中のものもあり)の作品にしてます。


現代魔女図鑑 / 伊咲ウタ

 魔女の力を持つひとたちが日常的に存在する世界で、魔女や普通の人間たちが繰り広げる群像作品。
 伊咲ウタ先生は、もともとgood!アフタヌーンの『サヤビト』で知った。魅力がある瞳を描くひとです。サヤビトは途中まで楽しく読んでいたのだけど、中盤のちょいと重い展開から抜けきれずに連載が終わってしまったのが残念でした。その後中々名前を見る機会が無かったけれど最近はこちらの『現代魔女図鑑』を連載中です。
 この作品は短編形式になっているので読みやすいのもおすすめどころです。また、同じ町が舞台なので話が進むにつれて過去のお話に出てきた魔女がひょっこり出てきて話に絡んできたりとニヤリとしてしまうシーンもあります。
 

シンプルノットローファー / 衿沢 世衣子

 女子高に通う女の子たちの何気ない日常を描いた作品。
 1巻完結のこちらの作品、主人公が毎回変わることで異なる目線で女の子たちの日常を垣間見ることができます。何気ない日常ですらキラキラ輝いて見えるのなんて、今、この瞬間しかないのかもしれません。
 また、こちらの作品のあとから連載されている『ちづかマップ』も大変面白い作品です。

東京シャッターガール / 桐木憲一

 写真を撮ることが大好きな女子高生、歩(あゆみ)が、東京の街並みを切り取って行く作品。
 現在3巻まで発売中のこちらの作品、1巻は主に東京の下町や隠れた名所を写真に収めながら、歩が感じたことや考えたことを描いてゆきます。2巻、3巻と進むにつれてお話の主軸は「写真を撮ること」に移っていき、3巻では大いに悩みます。そこがまた眩しくて美しくて、大好きな作品です。

淡島百景 / 志村貴子

淡島百景 1

淡島百景 1

 淡島歌劇学校に通う少女たちの様々な気持ちを描いた作品。
 志村貴子先生といえば『青い花』であったり『放浪息子』などの名作もおすすめしたいところですが、この淡島百景もとても素敵な作品です。歌劇学校に通う少女や、そこで教鞭をとる教師たちの呟くようなモノローグと物語の運びは、志村先生らしいひんやりとした冷たさがあります。青い花に出てきたあの子も出てきますよ。あっ、『娘の家出』と『こいいじ』も面白いです!

ちろり / 小山愛子

ちろり 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

ちろり 1 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)

 時は明治時代、横浜は海岸通りに佇む一軒の喫茶店、カモメ亭。喫茶店で働く少女、ちろりの物語。
 現在7巻まで発売中です。舞台は横浜の海岸通り、というか山下公園あたり。山手や関内などの街並みも時折登場するので、横浜大好きな私には楽しくて仕方がない作品です。喫茶店で働く少女、ちろりが過ごす日常が丁寧に描かれるこの作品は台詞が少ないのですが、それ以上に絵が色んなことを伝えてくれます。読んだ後にコーヒーが飲みたくなるような、ほっとさせてくれる作品です。
 

センネン画報 / 今日マチ子

センネン画報

センネン画報

 2巻で完結かな?読むというよりは眺める、と書いた方が良いような作品ですが、私は今日マチ子先生の描く空が大好きです。セリフが無いぶん、絵から感情や背景をたっぷり想像できます。こんな透き通るような感情、また思い出してえなあ、とか思いながら読み返しています。

水面座高校文化祭 / 釣巻和

水面座高校文化祭 1 (アフタヌーンKC)

水面座高校文化祭 1 (アフタヌーンKC)

 全3巻で終わるこの作品は、ある高校の文化祭の初めから終わりまでを描いています。
 とにかくどの話も賑やかで騒がしい、もっと言えばうるさいくらい。でもこの騒々しさって、文化祭特有の空気だよなあと思いました。主人公の花屋敷都は文化祭実行委員長として学校の端から端まで駆け回っていろんなトラブルに立ち向かいます。生徒に保護者に教師に猫に宇宙人にお化けに、とにかくみんなに楽しんでもらいたいから。体育祭とはまた違う文化祭の「お祭り感」が良く出ていて、読み終わると少しさみしくなってしまう作品です。

ジゼル・アラン / 笠井スイ

ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)

ジゼル・アラン (1) (ビームコミックス)

 現在5巻まで発売中、連載中の作品です。
 名家のお嬢様、ジゼルが家を飛び出して始めたのはなんでも屋。アパートの住人や町の人たちの悩みを解決していく作品です。森薫先生と絵が似てるとか、時代に合った台詞がどうのとかをよく見るんですけど、細けえこたぁいいんだよ!世間知らずのお嬢様が出会う初めてのモノ、コトにピュアな気持ちでぶつかって時には心に傷を負いながら、それでも前を向いていくところがいいんだよ!文句ばかり並べてたら新しい作品を楽しむことはできねーんだよ!、とここで一度声を大にして言いたかった作品です。私は大好き、貴方は楽しめなかった、それでいいじゃない。
 

いつもポケットにショパン / くらもちふさこ

 全3巻で、ピアノを題材としたクラシック音楽の作品です。
 幼馴染の麻子(あだ名はあーちゃん)と季晋(あだ名はきしんちゃん)は同じピアノ教室に通う仲良しでしたが、きしんは中学進学の際に海外へ留学してしまい、連絡がとれなくなってしまいます。高校生になって二人は再会しますが、きしんは麻子へ強いライバル心を持つようになります。その理由は二人の母親がきっかけとなっていて・・・といった感じで、少女マンガらしい少女マンガだと思います。
 もともと母親の蔵書だったのを借りて読んで大好きになりました。小さいころは不器用だった麻子が段々と素晴らしい才能を開花させていくので、きしんちゃんとしては気が気ではないわけです。このもやもや感が読んでる側にもたまらない。麻子が上達していくのを見るのは嬉しいけど複雑。きしんちゃんはイラつきっぱなしだし本当は自分の中の気持ちに気づいてるはずなのに素直になれない。付かず離れずの関係が続いたところでのクライマックスは大変暖かくて嬉しい気持ちになります。このころのくらもちふさこ先生の描くキャラの微笑んだ顔が大好きです。
 

のぼる小寺さん / 珈琲

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンKC)

 ボルダリング部の小寺さんが主人公の作品。今のところ1巻まで出ていて連載中です。
 小寺さんは普段は物静かな女の子。クールで周りとは距離を置いている子なのかと思えば礼儀正しくて分け隔てなく接してくれる優しい女の子。そんな小寺さんはボルダリング部に所属しています。
 のぼることに一生懸命な小寺さんを思わず目で追ってしまう男子。迷いのない瞳に思いがけず触発されてしまう女子。ただただ一生懸命のぼっているだけの小寺さんがどんどん周りを巻き込んでいくのがとても面白いです。

という感じで10作品あげました。
これくらいのほうが読むほうも楽だと思うんだけどなあ。
でも自己満足なので、自分が出来る自己満足は10作品くらいという感じでした。