今日も歌があるから

Tiamat / T'apo Eagh / ScreenShots : http://www.flickr.com/photos/100497787@N06/

会社のiPhoneを間違えて買い取りに出した話

これは会社から貸与されているiPhoneを買い取りに出した間抜けの物語である。

昨年のコロナ禍から弊社は原則、在宅勤務になった。
在宅勤務になると連絡がとりにくいので全社員にiPhoneが支給された。
大変ありがたい対応だ。
私がプライベートで使っているiPhoneはiPhone8で、会社から支給されたiPhoneはiPhone SE2だった。
iPhone8に似た外見だが、裏面に「iPhone」の刻印がない。
基本的に会社のiPhoneにアプリを入れたりする気はなかったので全て初期設定の状態で利用していた。

月日は経って、プライベートのiPhoneのバッテリーが限界になってきたので買い替えることにした。
iPhone12やiPhone11は高価だったのでiPhone SE2に。
古いiPhoneは下取りにできるということだったので、試してみることにした。
ケースに入れたりフィルム貼ったりしないので少し傷がついていたけど、多少安くなればいいやと思って申し込み。
注文時に下取りプログラムを選択して、iPhoneのシリアルを入力。
そのあと身分証明書などをアップロードして引き取り日を指定したら完了。

注文翌日、新しいiPhone到着。早い。
移行もサクサクで完了。
古いiPhoneを初期化して下取り準備オーケー。
机の上において引き取り待機。
二日後に配送業者さんがきてiPhoneを引き取り。
外箱やケーブルも必要なくて、iPhone本体を渡したら完了。
あとは査定が終わったら下取り金額が購入金額から差し引かれるとのこと。
めっちゃシステマチックに進むー。

いやー終わった終わった。
いくらで買い取ってもらえるかなー、1万円くらいになったらいいなーなんて思いながら
夕飯食べて、風呂入って、さあ寝るぞという時間。
プライベートと会社の携帯を枕元に置いて寝るのでiPhone2台持ったら""""何かが違う"""
Homeボタン押したら『ようこそ!』って出てきた。
思わず「あ!!!!!やったわこれ!!!!」って大声出た。ねこがビクッてした。

時間は深夜でどうにもこうにもならんので、とりあえず寝た。
嘘、あんま寝れなかった。

翌日朝一で配送業者に電話。事情を説明したけど「いやーAppleさんの荷物すごい多いのでちょっと探すのは無理ですねー」と断られる。バイトしたことあるので事情はわかる。仕方ない。
ヤキモキしながら小一時間待って、Appleのサポートに電話。appleのサポートは電話とwebで完結させようとするのでサポート担当者に繋がるまで結構迷った。
少し待って繋がったので事情を説明したら以下のような形になるとのこと。

・下取りは中止できる(申込時のシリアルと違うのでどちらにしよ返送になる)
・すでにこちらに到着しているので、データは消えているかも
・早ければ明日には返送できる
・前にも一度同じ問い合わせを受けたことがある。iPhone形似てて見分けにくいですよね。
・下取りを再度申し込みたい場合は今のiPhoneは返品して、新しいiPhoneを注文して下取り申し込んでください

めちゃくちゃ話のわかる人で助かった。ありがたや。
返品をさらっと案内されたのに少し驚いた。破損などなければ満額戻ってくるそうな。

翌日の夕方、iPhone戻ってきた!!!!!
こんなにiPhoneがきて嬉しかったの今までない。
けど、iPhoneはやっぱり初期化されていたので、システム担当者にふんわり事情を説明して(ふんわりね)、
再設定してもらって息を吹き返した。ありがてえー。

そして、今手元にあるiPhoneの返品手続きをしたあとに新しいiPhoneを再注文、下取りプログラムを申し込む。
翌日、iPhone届いた!
今度は間違えないようにiPhoneにそれぞれ付箋を貼った。
「新しいの」「返品用」「会社用」「下取り用!!!!」
全部でiPhone4台、見た目が全部一緒なので、付箋を貼った後は落ち着くまで全部別々の場所で管理した。
改めて移行を済ませて、そのまま返品を進める。
配送業者に持ち込む前に念の為もう1回正しい本体かどうか確認。
確認は本当に大事。
これで返品は完了。

さらに翌日、下取り用iPhoneを改めて手渡す。
新しいiPhoneと会社用iPhoneを指差し確認してから渡した。
確認は本当に大事。

2日後にAppleから返品手続き完了のメールが来て全額返金対応していただいた。
5日後くらいにAppleから下取り完了のメールが来て13000円で下取りしてもらえた。

こうして、間抜けの物語は幕を閉じた。
みなさんも気をつけてください。
確認はとても大事です。