The Goo Goo Dollsとわたし
The Goo Goo Dollsというバンドがいるんですけどもね。
なんだかその話を急にしたくなった。
彼らの音楽と出会ったのは98年に公開された『シティ・オブ・エンジェル』のサントラを買ったときのこと。最初、トムハンクスとメグライアンの『ユーガットメール』の予告の曲が欲しかったんですよ。Paura Coleの「I don't want to wait」ね。そんで横浜のhmvに向かったんです。今はもうタワレコですけど。で、インターネットなんかロクに発達してないわけで誰が歌ってるのか全くわからんので映画のサントラ買えばいいんだ、と思ってサントラ買ったんです。そしたら間違えて『シティ・オブ・エンジェル』買ってたのね。ニコラス・ケイジとトム・ハンクスどうやったら間違えられるんだって話ですけど、どっちもメグライアン出てたんよ。あの頃のメグライアン可愛くて好きだったなあ。というわけで当時の私はCDどんどこ買ってたので気づかずに買ってた。
- アーティスト: サントラ,アラニス・モリセット,ジミ・ヘンドリックス,ポーラ・コール,ジョン・リー・フッカー,サラ・マクラクラン,U2
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1998/05/25
- メディア: CD
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- アーティスト: サントラ,シンニード・オコナー,キャロル・キング,ビリー・ウィリアムス,ジミー・デュランテ,ザ・クランベリーズ,ボビー・ダーリン,ルイ・アームストロング,ロイ・オービソン,ジョージ・フェントン
- 出版社/メーカー: イーストウエスト・ジャパン
- 発売日: 1999/01/25
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- アーティスト: ポーラ・コール
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1997/06/25
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家に帰ってCD聞こうと思ったらなんか全然違うジャケットだしタイトル『city of angel』とか書いてあるしでようやく間違いに気付いたんだけど、まあ聞いてみっかと思ってCD流してて。これでアラニスモリセットを知ったのかな。全体的にゆったりした感じのサントラだなーとか思ってたら7曲目でズドンときた。それが「Iris / The Goo Goo Dolls」だったってワケ。全身の毛が逆立った、鳥肌!とかは無かったけど、少ししゃがれた声と寂しげなメロディが一発で好きになっちゃった。そんで次の日、石川町のタワレコで買ったのが「Dizzy Up the Girl」でした。石川町のタワレコ無くなっちゃったね。ウキウキで帰って聞いたけど、アルバムに「Iris」ほどの衝撃のある曲は無くてうーんちょっと残念、てな感じでした。それがファーストインプレッション。
- アーティスト: グー・グー・ドールズ
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1998/10/05
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時は経って2002年、FM YokohamaのTOP40とTVKのビルボードチャートで洋楽情報を収集していた私ですが、そこで久しぶりにThe Goo Goo Dollsと出会うわけです。それが「Gutterflower」です。ラジオで聞いたのは確かBig machineだったかと思います。あ、なんかこんなテンションの曲もあるんだーって興味を持って、学校帰りに上大岡の新星堂で買いました。これが自分の中でドンピシャなアルバムで最初から最後まで全部好き。1曲目のガツンと上がるBig machineからThink about meに繋がってIrisを思わせるHere is Goneへの流れがサイコー。かと思ったらUp,Up,Upでガラッガラの声でシャウトしてきたりsympathyでノスタルジックにさせたり。彼らは9.11以前と以降で音楽性がガラッと変わったと言われていて、Gutterflowerは発売が2002年だからか、9.11以前と以降の雰囲気を持っている非常にバラエティ豊かな1枚です。メチャオススメ。
- アーティスト: グー・グー・ドールズ,ロビー・テイケック,ジョン・レズニック
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2002/04/10
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彼らは86年から活動している経歴の長いバンドで、中々ヒットに恵まれなかったことから「アメリカで最も有名な無名バンド」なんてコピーがつけられてしまうくらい。つまりはそれだけ長い間ファンも応援していて、なんというか、当時の自分にとって憧れに近いバンドでした。このまま売れてんのか売れてないのかよく分からないポジションでいてくれーとか思っていたんですが、事件が起きます。
最強のロックシンガーAvril Lavigne様のご登場です。『Let go』、メッチャよかったね。Losing GripからComplicatedのあとにSk8ter Boi、天才か。しかも小柄でかわいいし。日本でも爆発的に売れたアヴリル、私も好きでした。2枚目以降のアルバムは大分微妙だけど。音楽雑誌とかで情報追ったりしてたのですが、何かのインタビューでアヴリルがThe Goo Goo Dollsのファンだとコメントしたんですよ。そしたらThe Goo Goo Dolls一気に有名になっちゃってね。日本でもCDショップ行くと「あのアヴリル推薦のバンド!!!」とかポップがついちゃって。バカかと、アホかと、おめー今日日よー!!!
- アーティスト: アヴリル・ラヴィーン
- 出版社/メーカー: BMG JAPAN
- 発売日: 2002/09/25
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当時、The Goo Goo Dollsは2006年に「Let love in」というアルバムを出していて、これがまた温かみがあってすごくいい1枚なのですが、急に大人気になったからか翌年、翌々年とベストアルバムが立て続けにリリースされます。それで話題もなんとなくそっちに引っ張られてしまいます。まあ結成20年だし、普通にあるあるな販売戦略だけど、アヴリル人気にあやかったように見えて、この流れがどーーーしても許せなかった。今でもモヤッとしたものがある。そうじゃないじゃん!無名だったけどさ、いい音楽作っててさ、そういう地に足ついてる感じがよかったんじゃん!って思ってた。厄介なファンですわね。しかもこの時『アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち』っていう売れないヘビメタバンドがそれでも夢を捨てきれずに毎日を過ごすドキュメンタリータッチの映画がやってて、私はそれを見てボロッボロに感動して泣いてたクチだったのでこの乗るしかないビッグウェーブにムーブが嫌で仕方なかった。アンヴィル、めっちゃ面白いから見てくれよな。喧嘩するとこがすげーいいんだ。
- アーティスト: グー・グー・ドールズ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/04/26
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で、そこからThe Goo Goo Dollsがちょっと受け入れられなくなってしまって追いかけるのを止めちゃった。毎週のように楽しみにしてた海外のファンサイト巡りもやらなくなってしまって。でも曲はよく聞いてたなあ。気分が落ち込んだときはよくGutterflower聞いてた。でも、新譜が出てるかとかはチェックしてなくて、活動してるかもすっかり忘れてた。
そんで今週まで時間がさらに経つんですけど、私はAmazonプライム会員なのでAmazon Musicがある程度聞けるんですよ。よく聞くのはカントリー、ジャズ、アコースティックポップスと80年代ロックあたり。あとシンフォニックメタル。シンフォニックメタルは掃除してる時に流すのマジオススメ。それはそれとして。今週も通勤中になんか聞こうと思って、テキトーにプレイリスト眺めてたら「晴れた朝に聞きたい洋楽」というのがあったので流してたんです。Jason MrazとかCoorsが流れたりして自分好みの選曲。最近すごく好きなEd sheeranも入ってるので上機嫌。そんなわけで通勤中に流してたら、ある曲で聞いたことある声が聞こえてきた。
あれ、あれれれ、これもしかして?と、慌ててiPhoneの画面見たらやっぱThe Goo Goo Dollsだった。トランスフォーマーのダークサイドムーンで流れてたんだって。全然気づかんかった。10年ぶりくらいに聴く彼らの新曲はすごく彼ららしかった。サビ前でドラムをドンッドンッってするとことか、AメロとBメロのフレーズが一つに繋がってたりとか、まぎれもなくGoo Goo Dollsの曲だった。慌てて調べたらあれからアルバムを3枚とミニアルバム1枚出してた。ツアーもやってる。そっかー今も元気なんだ。ドラムは入れ替わったりしてるっぽいなあ。もう二人とも50歳越えてるんだなあ。なんて、それなりに大人になったんであの時の厄介な感情も大分消え去った。そんで今度のお給料日でCD買ってみようって思ったのが昨日の出来事です。
そうそう、Amazon Musicで流れた曲、タイトルがさ「All that You are」っていうんですよ。わはは。
- アーティスト: グー・グー・ドールズ
- 出版社/メーカー: Reprise
- 発売日: 2011/07/06
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