今日も歌があるから

Tiamat / T'apo Eagh / ScreenShots : http://www.flickr.com/photos/100497787@N06/

モンスターハンターワールドは冒険だ!

 モンスターハンターワールドがとうとう発売されました。私は現在、下位のメインが終わって上位に上がったばかりのところです。今作は今までの不便だと思っていたあらゆるところが見直されていて、とても楽しい作品になっています。モンスターハンターシリーズは1作目から遊んでいますが、改めてモンスターハンターめっちゃおもしれえなあ!と感じています。



マイキャラです


 毎回モンスターハンターで楽しみにしているところは、まず第一に探索です。このマップはどう繋がっていて、ここは行き来できて、ここで鉄鉱石の採取が出来る、ランポスはこのあたり、クック先生はここで寝てる、みたいな、マップがどういう形で生活しているのかを毎回楽しみにしていました。なので、初回は大体探索クエストをして、ノートに書き込んだりするのが楽しみでした。いわゆるマッピングですね。
 
 今回はマップがつながったのでめっちゃくちゃ広い!横だけじゃなく上にも広がっているから立体的な動きがいっぱいできる!しかもいたるところに採取ポイントやらギミックやらがある!何気ない通路に壁蹴りポイントがある!モンスターの行動範囲はある程度決まっているけど、マップいっぱい使って楽しんでくれよな!ってメッセージがビッキビキに伝わってきます。特に採取が面白くて、今まで黄金魚3匹釣るだけだった釣りにまさかの追加要素が加えられていてアツい。各マップにレア魚がいるみたいなんですよ。珊瑚と谷は見つけて釣りました。あと全然関係ない所でマグロ釣った。
 


世界のヒロキ・マツカタ

 マップにたまにいる楔虫もいいですね。ロープを撃つとワイヤーアクションができるようになっているんですが、こいつらが「イイ所」にいて、アクロバティックな動きが色々できるようになっています。例えば蟻塚でジュラトドスの巣に行くときに滝からジャンプしたあとに楔虫にロープ投げるとめっちゃかっこいいムーブができちまうんだ。伝われ、この想い。
 
 
 もう一つの楽しみはもちろん狩りです。狩リノ、時間ダ。毎回、新旧様々な大型モンスターをどう倒すか、というのはこの作品の醍醐味でもあります。しかし、仕方のないことではありますが、作品を追うごとに大型モンスターの動きとマップは効率的になっていったなあと思います。大型モンスターが移動した際にプレイヤーもスムーズにマップ移動できるように橋がかかっていたりツタが伸びていたりして、よりハンティングしやすい形にマップも形成されていました。これはこれでアリですが、作業的になっている部分にモヤモヤっとしたものを抱いていました。要するに一人だとつまんないんだよなーって。
 
 けれど今作はマップがシームレスになったことで大型種がかなり大胆な動きをしてくる。常時複数のモンスターがいるので気も抜けない。絶対安全だと思ってたでっかい樹の後ろで回復薬飲んでたらタックルでぶっ壊されて吹き飛ばされたりする。でっかい崖のあるマップに追い詰めたと思ったら崖を気合いで登ってどっか行く。遠目に足場ジャンプで渡って移動してるのが見える。え、そんなんする子だったの君!!?ってなった。お前のことだぞ、アンジャナフ。
 
 空飛ぶやつらはどこまでも飛んでいく。水のやつらは・・・水のあるところに行く。今までは移動したら先回りして待ち伏せするのがパターンだったけど、マップが繋がったのでそれがあんまり通用しない。モンスターの速度に追いつけない。かなり遠距離からでも気づかれて殴りかかってくる。お前はアビゲイルかよ。

 で、このモンスターが移動するときに追いかけるルートも無尽蔵にあるわけじゃないですか。崖昇るやつもひたすら追いかけるやつも、なんなら装具でフワァしていくやつもいて。これがめちゃんこ好きなんですよ。なんつーか、「アベンジャーズ、アッセンブル!!1!」って感じで。
 
truthaboutmusic.com
こういう感じ。伝わって。

 この自由度の高さが自分にとって最高の評価ポイントで2万点あげたい。2万点。今後、ある程度の決まった動きは出来上がると思うけど、そこに至るまでの手段は変わらず自由なままになりそうで嬉しいんです。
 
 
 あともう一つ、ストーリーが結構面白い。今までうすぼんやりしていたストーリーが3rdあたりから形を作り始めて、4から4Gのときはアクションゲームの中でも結構頑張ってストーリー展開していたものが、今回はしっかりと作られていて、目的を持つようになった。特に超大型種と対決するクエストは今までにない高揚感があってよかったです。アレ系、まだいるんかなー。
 
 昔、たしか3rdのときのインタビューで開発陣が「大自然の中で生きている生き物たちの姿を描きたかった」と言っていたと思うんですが、そこからマップに段差ができてジャンプ攻撃が生まれて、正直あの時は「こちとら弓で狙いづれーんだが!!?」と思っていたけどそれが後にモンスターライドになったけど引き続き弓には関係なくて、今回のワールドでは段差を有利に使った動きまでできるようになって。当時彼らが言ってたことがやっと形になったのかなあ、と思いました。ただ、今回も弓にライドはあんま縁が無さそうですね。
 
 
 まだ始まったばかりのモンスターハンターワールド、まだ出会えてない敵もいます。テオとか。これまで上位(G級)まで上げないと楽しめないと感じていたモンスターハンターシリーズが生まれ変わってとても楽しめていることを有りがたく思います。春にはイビルジョーが配信されるらしいし、きっと旧来のモンスターもいろんな形で出てくれると信じて、ハンターライフを満喫したいと思います。
 
 おしまい